第三章 「何か意外な日だっ!!」

44/79
前へ
/1189ページ
次へ
「なー、これなんてどうかな?」  俺は適当に目の前にあった一冊の問題集を棚から取ってまひろに見せた。 「どれ? うーん、これはちょっとうちの学校の進め方と合わないわ」 「そっかー。じゃあこっちのは?」 「そうね、ちょっと難しいかもしれないけど、これならいいかもしれない。ケイくんならきっとやれるわ」 「よし、じゃあとりあえずこれはキープっと」 「あとねえ、こっちのこの参考書は見易いし説明が丁寧でいいわよ」 「お、じゃあそれもキープね」  さすがまひろだ。こんなにある本の中から俺に合いそうなものを次々と選んでいく。  こうして俺は全教科の参考書と問題集を一冊ずつ揃えた。しかし結構な出費だったよ。トホホ。
/1189ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1464人が本棚に入れています
本棚に追加