追憶

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それから何日も経って、君に連れられて来たのがこの喫茶店だった。 二人でホットケーキを食べながら声を上げて泣いた。 それから君が引っ越して行くまで、雨の降る日曜日はいつも二人でここへ来た。 今では私ひとりだけれど。 いつの間にか、皿の上のホットケーキは綺麗になくなっていた。
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