3681人が本棚に入れています
本棚に追加
検査から部屋に戻ると、ユウが待っていた
ユウ「ルシアァァッ今日も可愛いですよ!」
気がついた瞬間に捕獲される僕
肉付きが良くなって更に愛らしさが増したとかなんとか言ってた
クロウ「何のようだ?」
頬擦りを嫌がっている僕を見かねてか、クロウがユウに尋ねた
ユウ「あ、そうでした……魔王様、重大な問題が発生しました」
ユウは真面目な顔でクロウに言って、クロウも真剣な顔で聞いている
ユウ「ルシアの服がありません」
クロウ「は?」
ルシア「ふぇ?」
だって、僕はちゃんとピッタリな服をもらって着てるんだもん
ユウ「少し言葉が足りなかったようですね、ルシアの可愛さを引き立てるような服が無いのです!ルシアが着ているのは作らせた子供服ですが、魔族は服などには疎いのでいけません、だから魔王様!」
クロウ「はいっ」
ズズイッとユウがクロウに迫る
ユウ「ルシアと人間の国に行って、ルシアに似合う服を買ってきなさい!勿論人化して、魔力制御の指輪をしてもらいますからね!金は雑魚勇者やその仲間が持っていたものがありますので…………いいですね!?」
クロウ「はいっ!!」
うんうん、クロウの気持ちはよくわかるよ
今のユウには逆らっちゃダメだね
でも……
ルシア「クロウとお出かけ……えへへっ」
嬉しいな!
ユウ「可愛いぃぃっ!魔王様!誘拐には気を付けるんですよ!」
クロウ「確かに……気を付けるとしよう」
えへへっ!!楽しみ!
最初のコメントを投稿しよう!