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ルシア「クロッ、お兄ちゃん!!」
クロウ「必要だった、ただそれだけだ……」
文句はききません!って顔してる
僕なんかのために無駄遣いしなくていいのに……なんの役にもたたないのに……
こんなに優しくされたら、失うことが怖くなる……僕はもう、幸せが崩れるのは嫌なの
クロウ「どうした?難しい顔して」
ルシア「僕はお兄ちゃん達のためになんにもできないから……嫌なの」
クロウ「そんなことはない、暇な俺達にとってお前がいるだけで楽しいからな」
………それって役にたってるの?
クロウ「気にするな、俺達はお前を捨てないし、危害を加えたりしない、この金だって俺達のじゃないし」
……そういえば、侵入者から奪ったお金って言ってたね
クロウ「よし、飯でも食うか?腹がへってるから考えが暗くなるんだよ」
ルシア「うん!もう気にしない!お兄ちゃん、僕アレ食べたい!」
大きくなったら役にたてるように頑張ればいい!
とりあえず、クロウと仲良く食べ歩きとかしてみたいから、屋台の串焼きをリクエストした
クロウ「よし!おっちゃん、串焼き二つ」
頭を撫でられて、地面に下ろされた
クロウはお金を取り出して串焼き二つを買った
クロウ「はい、これはルシアの分」
一本の串焼きを手渡され、手を繋いで歩きながら食べる
ルシア「お兄ちゃん、美味しいね!」
クロウ「あぁ、お前は可愛いな」
はぇ?
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