3682人が本棚に入れています
本棚に追加
「へへっ!上玉が手に入ったぜ、こいつは金になる」
売られる!?
「そうは問屋が卸さんのだな」
あ!
クロウの声だ!!
クロウ「俺の大事な弟を売ろうとは……万死に値するぞ」
「ぐあっ!」
バキッとか音がして、僕は袋に入ったまま優しく地面におろされた
そして、袋から出ると…
クロウが凄く怒ってる
クロウ「ユウに言われなかったか?俺から離れるなと?」
うぅ…
クロウ「三メートル以上離れると自動でルシア探知が作動するようにしていたが、店の外に居て、呼び戻そうとした瞬間拐われて、俺がどれだけ驚いたか……」
ルシア「……ごめんなさい」
俯いていたら、頭をポンポンと撫でられた
クロウ「せめて一声かけること、あと……無事で良かった、大丈夫か?」
ギュッて抱き締めてくれるクロウはとても温かい
ルシア「うん!ありがと、お兄ちゃん!!」
クロウ「よし、では…………………ルシアを拐い、且つ売ろうとした者に制裁をせねばな……………いや、むしろ売ろうとすること自体が許せん、買うやつが居るから売るのだ、ならば………………買うやつごと消し去ってやろう」
ダークな笑みを浮かべて誘拐犯に何やら質問してるクロウ
ルシア「お兄ちゃん………カッコいい……」
クロウ「指を少しずつ刻まれたくなければチャッチャと吐けぇぇ!」
「ヒイィィィィッ!!」
僕、お兄ちゃんみたいなカッコいい大人になりたい!!
最初のコメントを投稿しよう!