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休み時間。
トイレに行きたくなった俺は、教室を出た。
廊下を歩き、女子トイレに着くと、空いている個室に入る。
聡美の体。少し遊んで……ダメダメ。
俺はスカートを下ろし、パンティを脱いだ。
便座に腰掛け、排尿する。
尿が出終わり、俺はトイレットペーパーで股間を拭いてパンティとスカートを穿き、水を流して個室を後に、女子トイレを出ると、聡美が立っていた。
「アンタ、見たわね」
「見なきゃ出来ないだろ」
「私も見ちゃったからおあいこだけどさ。私の体で遊んでないでしょうね?」
「例えばどんな?」
聡美が頬を赤らめる。
「私に言わせないでよ!」
「冗談だって。遊んでないから安心しろ」
「ホントかしら?」
「お前こそどうなんだ?」
「な、何もしてないわよ」
「だといいんだけど」
チャイムが鳴る。
「じゃ、俺行くわ」
俺は教室に戻って授業を受ける。
……。
…………。
………………。
昼休み。俺は美香と食堂で食事をしていた。
俺がカレーで美香が牛丼だ。
「聡美って確か福神漬けダメだったわね」
「俺は食える」
俺は福神漬けを口に入れ、咀嚼して飲み込んだ。
「アンタ、ホントに聡?」
「そうだよ。嘘なんか吐いて俺に何のメリットがあるんだよ?」
「確かにそうね。でも入れ替わりってホントにあるんだ?」
「知らねえよ。現に起きてんだから、あるんじゃねえの?」
「聡美と入れ替わってどんな気分?」
「早く戻りたい」
「遊びたい気分にはならないの?」
「少しなったね。でも他人の体だしね」
「そうだよね」
予鈴が鳴る。
俺と美香は食器を返却口に返して教室に戻った。
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