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「……俺は前の彼女に裏切られてから女が信じられなくなって、付き合う気にもなれなかった。
だから今まで誘われたら寝てたけど付き合おうとは思わなかった。
でも、変人なお前と関わって色々考えすぎて、いつも目で追って一緒にいるとなんだか楽しくて、気が付くと好きになってたんだよ!
……真相を知ってムカッ腹立つし、本当はお前なんて知らねーって言いてぇけど、駄目だ」
そう言った彼に、
「な、なにが?」
と戸惑いながら視線を合わせた。
「まだまだ、俺はお前を抱きたい。
このまま意地を貫いて、お前を手放して、他の男に奪われるなんて我慢できない」
視線をそらさずにそう告げる彼の眼差しに、胸の鼓動が激しくなる。
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