第3話 永井祥の困惑

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中に入り、ズラリと並んだ部屋のパネルを見る。 すると彼女は物珍しそうな様子を見せた。 まるで初めて入ったような様子。 『私はあまりこういう所に来たことがないの』 ってアピールか? そんな彼女は一番安い部屋のパネルを凝視していた。 大丈夫だよ、そんなケチケチしねぇから。 そう思い、高価な部屋を選択すると、彼女は仰天した様子でこちらを見た。 そんなに驚くか? カードキーを手に通路を歩く。
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