第3話 永井祥の困惑

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彼女は応えもしなければ拒否もせずに、されるがままという様子で立ち尽くす。 相当、緊張しているのか、こういう女なのか。 ベッドにもつれこんで、行為に及ぶ。 やはり応じもしなければ、拒否もしない。 お前が誘ったんだろ? もっと積極的に責めろよ。 なんだか、つまんねぇな。 早く終わろうか。 そう思い本番に入ると、彼女は苦痛に顔を歪ませてシーツを握り締めながら 「痛ッ」 と声を上げた。
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