第3話 永井祥の困惑

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初めて? いい大人だろ? 咄嗟に確認すると、シーツに落ちる赤い染みに冷たい汗が出ることを感じた。 初めてなのに、彼氏でもない俺を誘ったのか? 俺が好きだから? こんな立ち寄ったラブホテルで……。 いいのか? そんなんでいいのか? 咄嗟に彼女を見下ろすと、潤んだ目で哀願するようにこちらを見ていた。 その姿に、鼓動が強くなった。
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