第4話 葛藤。

31/40

1646人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
お前の告白を受けてセックスをして、一晩限りで終わるはずだったのに、その後メアドも渡して毎日のように会ってる。 それなのに、なんだ? 「……毎日のようにシてて?」 今や俺の下で甘い声をあげるようになりながら、 そう言うわけだ? 怒りのあまり嘲笑を浮かべながら、彼女を見る。 「だって、それは……」 彼女は弱ったように目を伏せたあと、 「あの、私、永井さんに『付き合ってください』なんて言われてませんけど!」 と顔を上げて大きな声でそう言った。 はぁ? 付き合ってください、だと? 「バカじゃねぇの?ガキじゃあるまいし、わざわざんなこと言うかよ! メアド渡して、また寝たいって言ってその後も会ってるんだから察しろよ!」 思わずそう声を上げた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1646人が本棚に入れています
本棚に追加