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「―――なんてな。
お前も腹減ってるだろうから、まずメシ喰うか」
とイタズラな笑みを浮かべた彼に、切ないような気分になった。
「―――いや、です」
「えっ?」
「そんな、激しいキスして煽ったんですから……せ、責任取ってください」
頬が発火するように熱く感じる中、恥ずかしさに俯きながらそう告げると、
彼は少しの間押し黙り、更に恥ずかしさが募った。
「ご、ごめんなさい、私ッたら」
そう言って上体を起こそうとした瞬間、強く抱きしめられ、少し強引にキスをされた。
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