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キア「よし、ならば教えてやろう」
流水で目をよく洗い洗剤を流し終わった兄がやけに真剣にそう言った。
キア「あれ、あいつの妹いるじゃん?仲良し姉妹」
葉「うん、居たね。それで? 」
キア「あの二人、少し病んでるんだよ」
なんだブラコンか。
葉「ふーん、少しくらいなら大丈夫じゃないの?」
少し病んでるくらいなら大丈夫だよね、多分。うん。問題ない……多分。
キア「おお、おろかな妹よ、あの姉妹相手に油断したら殺られるぞ」
全然大丈夫じゃなかった!
葉「それって冗談?」
キア「なわけねーだろ、本気で死を覚悟しろよ」
病んでるのは少しだけではないんじゃないんだろうか。
葉「まあ、でっていう」
その程度の障害、難なくクリアしてやんよww
だって私、諦め悪いんでwwwww
キア「適度に頑張れよー」
気の抜けるような兄の声援を得て私は風呂から出た。
え?さっき冷めたとか言ってたっけ?
湯冷めだよ湯冷め。
気にすんなwwwww
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