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「そういや、あれからいい人見つかった?」 柄の長いスプーンで抹茶パフェの具をかき混ぜながら、夏香は私に恋愛の話題を振る。 彼女には以前から、1月に毅一と別れた事は話していた。 そしてそれからずっと、学生時代ずっと恋愛ありきで生活していた私を心配し、夏香は時々食事や遊びに私を誘ってくれるようになった。 「ああ・・・、う~ん・・・。」 答えは“Yes”でも“No”でもない。 気になる存在ではあるけど、果たして今の関係は“恋愛”と言えるのだろうか。 そんな迷いがあり、私は夏香に慧との関係を話す事を躊躇していた。 しかし・・・。 「もうそろそろ、新しい彼氏を作ってもいいんじゃないの? もう、前の彼氏と別れて4ヶ月になるでしょ?」 ・・・4ヶ月。 もう、そんなに経っていたんだ。
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