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少し前までの私は、ただ温もりだけを求めていたはずだった。
慧と会ったのは、まだたったの2回だけ。
だけど彼の誕生日に会った時、今までとは違う苦しさと切なさを感じた。
西公園は私たちの逢引きの場。
そして彼の愛車は、私たち2人だけのベッドだった。
私を抱いた後、平然とした態度で私を自宅まで送る慧。
初めて会った日は、こんな気持ちにならなかったのに・・・。
―――帰りたくない。
本当はもっと一緒にいたかった。
だけど私は、慧にワガママを言える立場じゃない。
・・・私たちの関係って、一体どういう関係なんだろう?
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