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だけどこれは、私の独り善がり。
慧の“恋人”ではない私は、そんな事を思う権利さえない。
落ち着かずに手元を遊ばせる私と夏香。
動揺を隠せず不自然な会話を交わす私たちの事を、隣のテーブルにいる慧は気にしているのだろうか。
だけど4人で談笑する慧の姿からは、私たちの事など全く気にせず盛り上げ役に徹している様子しか受けて取れなかった。
きっと慧は、私の事なんか気にもしていないのかもしれない。
私は隣に慧がいるだけで、落ち着いてなんかいられないのに・・・。
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