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本来なら、慧は私と出会うべき人ではなかったのかもしれない。
恭平に唆され、“ハッピー☆フレンズ”という出会い系サイトに登録した。
全ての始まりはきっとここだ。
毅一と別れた寂しさから、“バーチャル”の世界を通じて寂しさを紛らわす。
最初は全く期待なんてなかったはずだ。
だけど、非現実の中での“遊び”と割り切っていたはずの気持ちは、少しずつ“リアル”な温もりを求めるようになった。
そんな時、私は初めて同じ街に住む人と出会った。
恭平に誘われた“乱交パーティー”で、意にそぐわず男と肌を重ね自分の操を汚した。
それ故に私は、“ハッピー☆フレンズ”を退会しようとさえ思っていたはずなのに・・・。
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