-はじまり-

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「奈留ぅー!早くしてよー…」 「うるさい。待てって言ってんだろうが」 この毒舌なのが私、北条奈留。 そして、この口うるさいのが私の親友(?)、熊倉理苑。 私たちは今、入学早々遅刻した所だ。 しかし、大事な携帯が見つからないため探しているのだがどうもうるさい理苑のせいで見つからない。 「はぁ…。カバンのポケットの中は?」 理苑に言われて見てみる。 「…あった」 今だに膨れている理苑を目尻に、 そのピンク色のスマホを取ると、中を確認した。 …未確認メール64件。 ほぼもう一人の友達、草間優花からだった。
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