名前

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後ろから耳元に口を寄せて囁かれた俺は、その声と更に奥に入ってきたモノに過剰に反応してしまう。 「や、言わないで…。」 "淫乱" 笑いを含んだ声と同時に、視界が反転した。 「っあん!」 バックから正面に変わった一瞬、良いトコロにかすり、不意の快感が来る。 「おっきくしな、でっ…あっぅん……あぁ!」 感じる質量がさっきより増した気がする。 快感も増したが、縛られているから苦しい。 「だったらそんな声だすな…!」 突かれている快感と向かい合って顔を見られている恥ずかしさで、気が狂いそうだ。 余裕のない顔。 そもそも、この行為の始まりは些細なことだった。
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