吉田×斎藤

6/76
前へ
/182ページ
次へ
ハジメに食事をさせようと思っても、ハジメは口を開けない… 「やっぱりハジメは…こっちのほうがいいのかな?」 箸で摘まんだおかずを自分の口へ入れ噛み砕き、ハジメに口移しする。 口の奥まで押し込むとやっと飲み込む… 「…痩せたな… もっと食べないと…」 愛しいハジメの頬を指で擦り、己の頬を擦り寄せる… 「…さぁ…もっと食べよう?」 ハジメに口付ける。 生かしてあげなければ… 自分で生きる術を無くしたハジメ… 僕が生かすよ? せめて…怨まないで…
/182ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加