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このまま朝まで副長と眠っていたいけれど、そうはいかないので自分の部屋に戻る。
副長の温もりを思い出しながら、一人寝で我慢する。
こんな時に平助が添い寝してくれたらなぁ…
うとうとと夢の入り口まで来た辺りで、気配を感じた。
ビクリと飛び起きると布団の中に温もりを感じる。
「ハジメ君。起きちゃったんだ?」
「総司か?何故俺の布団に入っている?」
「だって…ハジメ君。土方さんと怪しいことしてたでしょ?体は大丈夫なの?
血も出てるし…心配になって…」
「案ずるな。問題ない」
って…あれ?
何やら自分が自由になった気がするのだが…何故?
「ハジメ君…///
僕がこれ洗ってあげるね」
総司が手にしていたのは俺の褌。
「いや…それは…」
先程の情事の血が滲むそれは、洗濯で落ちなかったとしても、良い思い出として俺の心を癒してくれるはず。
「ダメだよ。ハジメ君。
これは綺麗に洗い上げなきゃ」
総司は、そんな俺の心を見透かしたように告げる。
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