沖田×斎藤

44/52
前へ
/182ページ
次へ
「土方さんが許すわけないよ。 だって今はハジメ君が一番の凄腕なんだよ?」 「そんなことはない。 一番は総司、お前であろう? 俺は、副長のお側で一生剣を振るい続けるつもりであった。 何があっても副長に付いて行くつもりであった。 …しかし、総司の方が大事なのだ。 いつの間にか、副長に対する忠誠心よりも、お前に対する気持ちの方が勝っていた」 一息付いて断言した 「だから… 共に行こう…!」 「できない!できないよ! ハジメ君の気持ちはものすごく嬉しいよ… …でも…駄目だよ…」 「案ずるな。俺が側に居たいのだ。 …側に居るのが嫌だというのではあるまいな…?」 「嫌じゃない! 嫌なわけない! …ただ…そんな夢のようなこと…」
/182ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加