沖田×斎藤

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二日後の朝、俺たちは屯所を後にしようと門まで来たところで一度振り返った。 色々なことがあった… 初めて仲間と呼べるものもできた。 楽しかった… 「…行こうか…」 総司の手を取り歩き出した。 「…おー…い! 待ってくれー!」 平助? 「養生のために離隊するって聞いて…さ 俺、ちゃんとお礼言ってなかったから…」 「お礼などよい…」 「ハジメ君がいなかったら、俺もあの夜命を落としていたかもしれない… 早く元気になって戻ってこいよな! それまでは俺たちに新選組は任せろ!」 戻ることはないとは言えず 「任せたぞ… 副長のことを…頼む…」 「では参ろう…」 総司を促し、屯所に背を向ける。
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