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俺たちはゆっくりと途中で宿をとりながら大阪へと向かった。
住む家もすぐに決まり
二人きりの生活が始まった。
俺たちは人目を避けるようにひっそりと暮らしていた。
ずっと総司の側に居てやりたかったが、そうもいってられず、俺は用心棒などの仕事をしていた。
天気が良く、総司の調子が良ければ近くの寺まで散歩に行ったりもした。
穏やかに時は過ぎていき…
とうとう総司は床から出ることさえ儘ならなくなってしまった。
俺たちに残された時間はあと僅かなのだな…
今夜は総司の好きな団子を買って帰ろう…
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