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甘味やで団子を買っていると見知らぬ男に声をかけられた。
「また会えたね♪
キミもこっちにきていたんだね」
やけに馴れ馴れしいが誰であろう?
些か軽薄な空気を纏うこの感じは何処かで…
「僕のこと忘れちゃった?
ならまた名乗ればいいだけだし、いいよ。許してあげる」
「………」
「僕は栄太郎。キミは今日は一人なの?」
思い出した。俺を好みだと言っていた軽薄男だ。
「人を待たせておるので…失礼する」
「そう…じゃーまたね♪」
またなど無ければいい。
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