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仲居が行ってしまってからもハジメの頭を撫で続ける。
腕を動かそうとするハジメ。
今まで何度か拘束を解いたことはあった…
その度に暴れ、自身に傷を作る…
「手首が痛いよね…
でも…ごめんね。外せないよ?」
「…」
「ハジメ…
キミは僕の妻ってことになっている。
男二人で居るより自然だろう?」
「…」
「妻なんだから、もっと我が儘言ってよね♪」
いたずらっぽく態と笑う。
「…」
ハジメは相変わらず無言で無表情だが、僕に寄りかかってきた。
ハジメ?疲れたの…?
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