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春、それは満開の桜に見守られながら新たな一歩を踏み出す季節。 私をスタスタと追い抜かして行く新品の制服を着ている高校生たち。この人達もきっと新たな一歩を踏み出している途中なんだろう。ま、そう言っている私もそうなんだけどっ そんなことをおもいながら手元にある"新入生代表の挨拶"とかかれた紙を心の中で何度も読みかえしながら少し早めに歩いた。 ガヤガヤっザワザワっ …ん?やけに周りが騒がしい… そう思い紙から目線を外し周りをみると自分と同じブレザーの制服を着た人たちがたくさんいた。そして、目の前には3階校舎がたっていた。 「あっ…ついてたんだっ」 読むことに集中しすぎててきづかなかったw 恥ずかしさをかくすように急いで持っていた紙をカバンの中にしまい上靴を出す。同じ制服をきた人たちに混じりながら中にはいると案内図みたいなのがデカデカと貼ってあった。 といってもみんなたむろってるから「案内図」ってもじしかみえないんだけど… 精一杯足をのばしても155cmの私には全然みえない。
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