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「今日からこんなとこで過ごすんだって、」
“凄いよねえ”と。
その威圧さに少し圧倒されながら話し掛けたのは私の隣にいる白猫。名前はルナって言うんだよ。
白いふわふわした毛並みに青と金のオッドアイをした猫はぷいと顔を背けた。どうやら無視をするつもりらしい。切ない。
「もー、ルナったらつれないんだからー」
つまんないの。
そのまま気配を消して、いつの間にか姿すら見えなくなったルナに溜め息をついて、門をくぐった。
そこにいたのは人、人、人。
選ばれた僅かな生徒と言ってもやはりそこは小さくても国一つ分あるだけに相当な人数がいる。
うわ、これ何百人どこの話じゃないって絶対。
その人混みを見ながらゆるゆると緊張を解いてある場所へと向かった。
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