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「大変なのは天使はんだけやないでーっ!」
「そうや! そうや!」
足元からの抗議の声。
「何だ。小さいのか」
見下ろした上に、その言い方が気に入らなかったのか、二人(?)は激しく地団駄を踏む。
「小さいのやあらへん!」
「せや! あんさんも自分の仕事しなはれや!」
「お前達、妖精に分類されるんだろう? 何故……」
人界における特殊言語なのかという質問は、華麗に流される。
「ああ! もう構ってる時間あらへんわーっ!」
「そうやった! そうやった! 急がねばーっ!」
小さいのは騒ぐだけ騒いで、すたこらさっさと去っていった。
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