第3話

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  ゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚  眩暈がするような1日だった。  真田から倉庫の住所を聞いた園田さんが会社のトラックを手配して、高橋一家の親方さんに頭を下げ、モデルハウスまで運んで。  真田と園田さんでキッチンシンクを取り付けてしまって(業者さんしかできないと思っていたから、驚いた)、その場に駆け付けたうちの課長も現場で万歳して帰った。  キッチンシンクは改めて発注し直し、在庫が確保できたら真田が高橋一家の親方さんのところに運んで返す、という段取りになった。  今回のことについてのあたしの仕事は、発注して納品日を確認し、真田に伝えるだけになった。 .
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