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「……いいの?」
「いいも何も、俺の部屋だ」
何言ってんだ、という顔をされて、思わず口唇を噛みしめる。
あたしの言ってる意味、判ってるんだろうか。
真田には相手がいるのに、そんなことしていいの──って。
そういう、意味なんだけどな。
悪い女は、そんなこと気にしないのかな。
゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
真田の後ろについてってる間、ずっと心臓がバクバク騒いで痛いくらいだった。
途中で気付いて、携帯を取り出す。
飛鳥と芹香と迷って──怒られなかった飛鳥の方に、メールをした。
今夜は帰らないけど気にしないで、と。
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