それぞれの道

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エメラ『ダグマイア様・・・』 ダグマイア『!え・・エメラ、おまえか』 急に声をかけられ驚きながらも主君のように答えるダグマイア。 エメラ『驚かせて申し訳ありません。ここは色々と不穏な動きがありますので・・・急ぎましょう。』 ダグマイア『あぁ・・父上と叔父上はどうなった?聖機神は勝ったのか?』 エメラ『・・・・・。』 エメラは俯き加減に首を振った。 ダグマイア『そうか・・・終わりだな。行こうエメラ・・・。』 二人は振り返らずにその場を去った・・・奇しくもババルン・ネストの野望が潰えた瞬間であった。 ただ・・・血を吸った宝石は不気味にダグマイアのポケットの中で光り続けていた。
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