それぞれの道

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ガイア『きれぬ!きれぬ!誰も我を斬ることなど!』 剣士『いやぁっっ!はぁっ!』 何度もガイアを斬りつける剣士、しかしガイアを斬れなかった。 ガシイッ!! 再度ガイアの顔面を光剣がとらえた。 ガイア『きれはせぬ。』 剣士『くっ・・・!』 思わず怯みそうになる剣士。 ラシャラ『えぇいっ!何しておる!とっととその風袋な面を叩き斬るのじゃっ!』 ワウ『ほーらっ、もうすこしでしょうが!』 アウラ『剣士!』 ユキネ『剣士っ!』 キャイア『もたもたしてないで早くそいつをやっつけて姉さんを助けて!そしたらスワンの水晶掘ってもいいからっ!!』 剣士『だったら・・意地でも斬るっ!!ぬあぁぁぁああああ!!!!』 突如、剣士の額にアレが浮かび上がる。光剣が変化し始め一振りの剣となった。 光鷹剣・・・ スカッ・・・ ガイア『なにいっ!?』 光鷹剣に変化した瞬間、あっさりガイアに刃先が入り一刀両断した。 そして剣士は、この後倒した聖機神の中からキャイアの姉メザイアを救出した。 が、ガイア(ババルン)はまだ完全には倒されていなかった。 聖機神の残骸の中から再び立ち上がるババルン。 とどめを刺そうと身構える剣士。 パーン!! 乾いた銃声が響き、剣士の足元に銃弾が着弾する。 剣士『ユライト先生!』 撃ったのはババルンの弟でダグマィアの叔父、聖地学園教員のユライト・メストだった。 ババルン『ユライト・・貴様の体をわたせぇ・・』 崩壊しかけたババルンの体、赤い左目が一際大きく露出した。 ユライト『これで、終わりです。』 ビシィッ! ユライトは、右手の拳銃を下げ左手の白い拳銃でババルンの左目を打った。 断末魔の叫びをあげ崩れ落ちるババルン。 同時にユライトも倒れこむ。 ユライトに駆け寄り助け起こす剣士。
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