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ガチャ・・
部屋の扉が開きさっきの女の子が入ってきた。
砂沙美『お茶をお持ちしました。』
魎皇鬼『みゃー!』
☆うわっ!!何ですか!?猫?
砂沙美『あ!いけない魎ちゃんついてきちゃった。』
☆魎ちゃん!?新種のペットですかっ!?
魎皇鬼『・・う・・うみゃ~(涙)』
砂沙美『りょ・・魎ちゃん違うんだよこのおにいちゃん魎ちゃんが宇宙船ていうこと知らないだけなんだよ!』
☆う・・うちゅうせんっ!?
鷲羽『ちょ・・砂沙美ちゃん!まずいって!』
砂沙美『え?大丈夫でしょ?だって剣士ちゃんの記憶が消えてないからこのおにいちゃんの記憶もう一回消しちゃうんでしょ?』
ざーん・・・・・・(冷)
砂沙美の気取りない一言に辺りには何か気まずい空気が流れる。
☆き・・記憶を消す?・・もう一度だって!?
鷲羽『順三殿・・これには色々事情が・・・。』
レイア『鷲羽様、私からお話ししますわ。』
☆あなたたちはいったい・・・・(汗)
事の次第が全く分からない。
剣士君とはよく行く山の中で軽トラックが脱輪し立ち往生しているところを通りすがりに脱出に協力してもらってからの付き合いだ。
山で弁当や飲み物、情報や獲物の交換をするくらいの仲で他の家族の方とは会ったことはないはずだ。
レイア『ほんとに申し訳ありません。実は私たちとあなたはよく知った関係なのです。』
☆そんなはずは・・事実僕はここに来るのも貴女たちに会うのも初めてだ。
レイア『大変言いづらいのですが・・ある計画実行のためにあなたと剣士の記憶を操作させていただいたのです。』
☆え!?何の冗談なんですか?言ってることが理解できませんよ!
レイア『ずいぶん前になりますが、剣士が山で出会ったあなたを家に連れてきたんです。とってもいい人だからみんなに紹介するってね。それからあなたはよくおいでになり、野菜や収穫物を持って来ては一緒に宴会をしていましたのよ。』
☆・・・・(汗)ぜんぜんおぼえてない・・・・。
鷲羽『みんなで一緒にお風呂にも入ってたわよ。』
☆ふろぉ!?みんなって・・・
砂沙美『砂沙美も一緒にはいったよ。』
☆かぁ~・・・・(熱)
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