それぞれの道

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鷲羽『そろそろ次の場面が送られてきているはずだから再生してみるよ。』 レイア『鷲羽様、できれば先ほどのシーンを順三さんにも・・。』 鷲羽『わかったわ、じゃいくよ。』 モニターが起動し画面に陽が入る。 ちゃんちゃかちゃーん♪異世界モニターみまもるくんが送る剣士の聖機師物語ぃ~ ☆(ずいぶんオチャラケなオープニング・・・) そこに映し出された世界に俺は言葉を失った。 冒頭は巨大な島のような物が重力の法則を無視し、空を船のように進んでいた。 それは『スワン』と呼ばれ、何か皇族のようなえらそうな口をきく少女の持ち物のようだった。 その次は聖機人と呼ばれるこちらの世界でいうSFアニメに出てくる決戦兵器のようなロボットが若い女性たちによって運用されていた。 そしてそのロボットの一機を剣士が操っていた。 ☆剣士くん! 思わず声が出る。 剣士の乗る白い聖機人と呼ばれるロボットはほかの物より遥かに強く敵なしといった風であった。 が、そこに黒い不格好な敵の物らしいロボットが現れる。 格好に似あわず相当な強さである。 剣士は棍棒のような武器でほぼ互角に戦っている。 ☆レイアさん!大変なことじゃないですか!!剣士くんが危ないっ! レイア『大丈夫ですよ。剣士はこれにかちましたから・・。』 レイアは微笑みながら言った。 説明通り剣士が勝利した。そして・・・ キャー!キャー!キャー! ☆(・・・・・唖然) 少女たちに追いかけられまくる剣士の姿が・・・・ ☆もてるんですね・・・剣士くん・・・(汗) レイア『これも柾木家の男子の定めなのです。』 ☆へー・・そんなもんなんですか・・・ という所で画面が変わる 鷲羽『ここからは続きになるからね。』 森の中を逃げ回る剣士。 時々寄り道しながら薬草や山菜、変わったキノコなんかを見つけていた。 ☆はは・・いつもと変わらないんだ。 逞しく異世界で生きている剣士になぜか安心してしまう。 がその時画面に何かが映り込み画像が途絶えてしまった。
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