20人が本棚に入れています
本棚に追加
☆あ・・このきのこは剣士くんも取ってたな・・あとこれも・・・
この後数種類の野草や香草とマル秘の薬味を手早く収穫してアジトに戻った。
☆ただ今ー、ラン!
山の幸でてんこ盛りになったキャップの中から木の実をランに投げ渡す。
ラン『おっ!これ旨いんだ、よく見つけたね。』
☆じゃ炊事場借ります、待っててください。
ラン『あんた料理できるの?』
☆はい、いつもやってますから。
ラン『いつもぉ?』
☆いやいや、そんな気がするだけで・・・ははは。
怪訝そうなランを尻目にそそくさと炊事場に退散する。
☆さてと・・・。
調味料らしき物が棚に並んでいるがどれが何なのかは良くわからない。
一つ一つ香と味を確かめながら調理していくもちろん仕上げにマル秘の薬味も投入する。
☆これは・・お茶か?
それは現世で言う日本茶やウーロン茶、紅茶といった風な香りがするものだった。
☆朝なら紅茶かな・・・コーヒーもいいけど。
料理をテーブルに配膳しながらランに声をかける。
☆どうぞーできましたよ。
ラン『はいょー・・うわっ!』
そこに並ぶまるで町の人気店で出されるような朝食にランは絶句した。
ラン『すごい・・あんたほんとに何者?』
☆はは、まあまあ・・お口に合うかは保証できませんが・・いただきましょう。
向かい合わせにテーブルに着く、ランはスープを一口・・。
ラン『う!・・うまいっ!こんな味付け初めてだ。』
☆そうですか、よかった。みんな初めて使う調味料ばかりで自信はなかったんですが。
しばし料理法や食材について話しながら食事をすすめる。
紅茶風のお茶を飲みながら今後の行動予定などを話し合った。
☆まず何かを始める時には P (プラン)計画からが基本ですね。
ラン『ぷらん?まあ計画っていうのはわかるよ。』
☆次は D (ドゥ) 行動。
ラン『うん、うん。』
☆そして C (チェック) 確認、または評価。
ラン『勝ったか負けたかって感じ?』
☆なかなかいい解釈です。で、A (アクション)改善、修正です。
ラン『なるほど・・・。』
☆それじゃAの次はどうすればいいか解りますか?ラン。
ラン『うーん・・・』
☆(盗賊なんてどうしてどうして、真剣に考えてる。)
最初のコメントを投稿しよう!