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☆答えは、振り出しにもどる、ですね。
ラン『えぇ?結果が出たのにまた計画するの?』
☆そうです。P、D、C、Aを回す・・サイクルさせるんです。
ラン『うーん・・結果を出してまた取り組んで結果を出す・・結果の積み重ねってことかっ!』
☆その通り!ランはなかなか理解力が高いですね。
成り行きとはいえまさか異世界でP、D、C、Aサイクルの講義をするとは思わなかった。
☆まずは、今何が必要なのか情報を集めないといけませんね。
ラン『あたしが知る限りなら、聖地、ハヴオニア、シュリフォンの三国がかなりの被害をうけてるんだ。どこも首都、王宮、官舎を中心に壊滅同然のはずだよ。』
☆ふむ・・一般市民が一番被災したところは何処だろう?
ラン『・・・シュリフォンだろうね。ほぼ全ての国民が都市を出て森に避難したって話だよ。』
☆森に?
ラン『うん、シュリフォン王国は森の民ダークエルフの国なんだ。』
☆エルフって・・なんかあの・・耳の先の尖がった人たちの?
ラン『そうだよ、王宮はもとより周辺の町や道路なんかもひどいらしいよ。』
☆そうか・・大変だろうな・・PTSDとかも・・。
ラン『びていーぃ・・???』
☆あぁ、人の心に焼きついた一種のトラウマの事だよ。事故や災難に逢った人が連想するものを見たり聞いたりするのも辛いってやつのことだよ。
ラン『うん・・・あたしたちも片棒担いでおいて言うのも何だけど・・・報復力の制圧が狙いなら聖機人のある王宮への攻撃で十分だったはずなんだ。なのにダグマイア・ネスト達が調子に乗って破壊の限りを尽くしたんだ。』
☆ダグマイア?
ラン『母さんもあたしも、あいつを信じて協力してたんだ。でもあっさり見捨てやがったんだあいつは。』
☆そうか・・使い捨てにされたんだ・・・・。
ラン『でもあいつも同じだったんだけど、シトレイユの白い聖機人を足止めして時間稼ぎをするだけの捨て駒だったのよ。』
☆白い聖機人・・・(剣士くん・・・)
ラン『話が逸れたけど、シュリフォンに行くのかい?』
☆そうですね・・・シュリフォンまで此処からだとどの位かかります?
ラン『聖地の奥の森から先がシュリフォンの領域だよ。首都までは機工人で半日くらいだね。』
☆そうですか・・(一日あれば・・・)じゃ俺が下見に行ってくるよ。
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