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「そっか、ならいいんだけど。」
私、美華に嫌われちゃったのかな・・・。
泣きそうになった。
「花恋、やっぱり体調悪いじゃないのか?顔色悪いぞ。」
「うん・・・。ちょっと気分悪いかも。」
「ゆっくり休めよ。じゃあな。」
廉と大翔くんは部屋を出て行った。
すると美華がきた。
「美華・・・。」
美華は土下座した。
「お願い、大翔には言わないで。皆川先生とはなんにもないの。」
「でもキスしてたじゃない!」
「あれは・・・。」
美華は話すのをやめた。
「美華、どうゆうことだよ。」
大翔くんだ。
忘れ物をして帰ってきたらしい。
「皆川と浮気したのか?」
「違うの、大翔。」
「なにが違うんだよ。」
大翔くんは部屋を出て行った。
「美華、ちゃんと説明して。」
「あのね、昨日皆川先生に大翔くんがタバコ吸ってることを学校にばらされたくなかったらおとなしく言うこと聞けって脅されたの。タバコのことばれたら大翔くん退学になっちゃうから・・・。私先生の言うこと聞いたの。それで、朝も呼び出されて・・・」
美華は全部話してくれた。
「そうだったんだ。ごめんね、信じてあげられなくて。そのことちゃんと大翔くんに話そ?」
私は美華と大翔くんの部屋に行った。
「今は話したくない。」
大翔くんに断られた。
美華は泣いていた。
「大翔くん、話聞いてあげて。」
すると、美華が話し始めた。
「美華・・・。ごめん、ごめん・・・」
大翔くんは美華話を聞いて泣いて謝った。
「俺のせいで、美華はこんな辛いこと・・・」
「私、大翔のこと大好きだよ。」
「これからは美華もこと信じるから。」
「うん。」
よかった。
仲直りできて。
私も泣けてきた。
その日の夜も美華は大翔くんと寝た。
だから、私も廉と寝た。
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