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私も慣れたら、いずれは複数の営業さんの補佐になるはず。だけど、課長が皆の前で
『暫く萩野くんは、誰も補佐をつけなかった荻野くんのみに付いて、補佐業務に慣れてもらう』
そう言って、私を紹介した。
わかってるのに、あえて聞く新川さんに荻野 遥貴は
「そうだよ、俺だけの萩野さんだからねー。色々と、教える事があるの。」
ニヤリと私を見て笑った。
誤解を与えるような荻野 遥貴の言い方に、
「そうですか・・・。」
と、ジロっと私を見る新川さん。
・・もう、ヤダ。
こんな雰囲気に、耐えられない。
新川さんは、荻野 遥貴にニッコリと笑って
「今だけですものね。」
と言った。
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