第二章:幼馴染達

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「いや、それなら心配ないかと」 「なんでそう言い切れるんだい?」 「そんなの姫華だからとしか言えないかな」 「心で繋がっているって感じなのかな?」 「まあそんな所だよ」 「晴はそう思ってくれてたのか。私は嬉しいぞ」 いつの間にか帰って来た姫華に抱きしめられた そして 「心配しなくても私は晴一筋だぞ」 と言うと僕の頭を撫でてくる 「あ、ありがとう。僕も姫華一筋だよ」 僕がそう言うと姫華は 「そうかそうか。嬉しいな」 と言い抱きつく力を強めてきた 「はいはい、ラブコメならよそでやってね」 と言う優香の一言で現僕は実に戻った そう言えば今は教室で話してるんだった 「姫華も来たことだしご飯食べよっか」 僕がそう言うと皆がそれぞれの弁当を取り出した 僕は自分の弁当箱を開けた すると中には冷凍食品がたくさん詰まっていた それを見た帝は 「今日のお弁当は晴君のお手製でしたか」 と言った 僕と姫華は毎日の食事を交換制で作っている 僕はこの前と言うか昨日まで入院していたから今日から暫くは僕が食事当番なのだ もちろん姫華はそんなの気にしなくて良いって言ってたけどそれぐらいは自分でやっておきたいものだ
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