第二章:幼馴染達

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そのあるものとは僕が先程あるコーナーで見つけて買って来た チョコレート だった 僕はいつも買い物に行くとそのたびにお菓子売り場に行ってはチョコレートを買って帰るのだ いつもは自分の為だけに買って帰るのだが今日は良いことがあったから姫華と一緒に食べようと思って結構値段の張るものを買ったのだ 「返してよそれは僕のものだから」 僕はそのリーダーの人物に言った するとそれを聞いたその人物は笑いながら 「そうか」 と言いパッケージを開けると食べ始めた 僕は何が起こっているのか分からず暫く呆然としていた すると 「俺甘いの嫌いなんだよなあ」 と聞こえたのでそう言ったリーダーの人物の方を見ると既にチョコはごみになっていた 「ほら返してやるよ。お前のだろ」 リーダーの人物はそう言うと僕にチョコのごみを投げつけてきた 僕はそのことで堪忍袋の緒が切れた 「お前ふざけんなよ!!」 僕はそう言うと立ち上がりそのリーダーの男を殴るために拳を振り上げた しかしその拳はその男には届かなかった それと引き換えに 「そうこなきゃ面白くないよな」 と腕を前に出しながらその男は笑っていたった その腕からはロープが出ていた所を見るとどうやら僕はそのロープに拘束されているらしい
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