プロローグ

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え?何?別に格好良くないじゃんだって? そんなことは僕だって分かってる でもしょうがないじゃないか実際に僕は何の能力も持っていないんだから 何?それじゃあさっき言ってたことと矛盾するじゃないかだって? そうだね。僕はさっき皆何かしらの能力を持っているって言ったよ だけど世の中には例外がたくさん存在してるんだよ だからきっと僕の能力の事もその例外の一つなんだよ 僕はそう思いたい 話は変わるがそろそろ最後の話をしよう 先程僕はもう一つ重要なことを言ったはずだ この世界では能力がすべてだと そんな世界で僕は生きている 能力のないこの僕がだ そしたらどうなると思う? 答えは僕からは言えないけれどこれから語る僕の物語でそれを見た或いは聞いた君自身が決めてほしい 僕が生きているこの世界がどんな世界で僕がどんな体験をしてきたのかを そして僕がどんな気持ちで生きているのかを さて、前置きが長くなってしまったがそろそろ僕の物語を語ろう 僕こと小鳥遊 晴による僕だけの物語を...
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