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墓参りを済ませた彰吾が去って、一時間して。
黒塗りの高級車が善光寺にやって来た。
彰吾の母親のお墓に来て。
「なんだ、アイツ来ていたのか、」
線香を点けて、手を合わせる。
「ゆかり、アイツ、生田の跡取りになれるだろうか?応援してやってくれ、」
そのゆかりが亡霊のように現れ…
「貴方、彰吾をよろしくね、」
「あぁー、わかっている。アイツは、俺のこと憎んでいるだろう、」
「そんなことないよ、内心尊敬していますよ、貴方、」
「そうだな、ゆかり、来年またくるから、良い報告ができると思うよ、」
「貴方、彰吾をお願いね、」
ゆかりの亡霊は消えていく…
☆☆
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