第3話

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本家の別室。 「大奥様。ご気分は如何でしょうか?」 「あー省三か?入ってよろしい。」 生田省三は大奥様の部屋に入り床の横に座る。 「どんなだった。私の息子たちは?」 「はい、そう思いまして、ビデオ録ってありますので、今お見せします。」 生田省三は付き人に命じて、ビデオ録りのモニターなどをセットする。 大奥様は床から起き上がりビデオを見る。 三人が映ると省三が一人づつ大奥様に紹介していた。 「三人目は女の子か?」 「いぇ、男子でございます。」 「今の若い者は私には理解できない。」 「はい、そう思います。」 「横に居る。生田人形たちは息子に上手く教育できるものだろうか?」 「それは大丈夫だと思います。牡丹がしっかりと教育していた生田人形たちですから、心配無いようです。」 「そうか、牡丹なら安心して任せられる。」 ***
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