不法侵入されました

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「って、んなわけあるかー!!」 「死んでもなお騒ぐか…このクズが。」 「え!?マジで死んだの俺!?」 「現に貴様の体はそこでくたばっているだろう?」 そう言って美少女が和也の後ろを指差す 「…俺が…死んでる?」 そこには、鼻血を流したまま倒れている和也の姿があった 「どうだ?これでも私の言うことが信じられないか?」 半透明になった自分の体を見つめ、震えながら和也が口を開いた 「し…信じるも何も!もう死んじゃったじゃんか!一年後に死ぬんじゃなかったの!?何なのこれ!?」 「貴様が私の言うことを信じないから、手っ取り早く信じられるよう貴様の魂を体から引き離して見せたのだ。」 「じゃあ…今は、幽体離脱中?」 「そう言うことになるな。」 おもむろに和也は倒れている自分の体の上に重なるようにして横になった 「何をしている?貴様自身の力では元に戻れぬぞ?」 和也は上半身だけを起こし、美少女に向かってこう言った 「ゆ~たいりだつ~…おごっ!?」 和也の顔にめり込む美少女のかかと 「くだらん。」 「な、何で痛いんだ?俺今魂だけだろ!?」 「私は天使だからな。肉体はもちろん、魂にだって触れられるしダメージも与えられる。」 「…反則だ」 「私が天使で、貴様の命が後一年とゆうこと…現実だと理解できたな?」 痛みもある… 夢じゃない… 魂になった今…目の前には自分の体が倒れてて… 魂の俺はフワフワと浮いている… これが…現実…? 「…俺は、もう体に戻れないの?」 「私の力なら簡単に戻せる。」 「な、なら戻してくれ!!まだ死にたくない!!」 「条件がある。」 「な、何だよ!?」 「貴様の命は私が握っている…死にたくなければ私に従え。」 「し、従えってなんだよ!?」 「答えは『はい』か『いいえ』のみだ。」 「な、何!?そんな横暴…」 「死にたいのか?」 「…いいえ」 「私に従うか?」 「…はい」 「よろしい。では体に戻してやる。」 和也の魂が、スーッと肉体に戻って行く 「イッテー!?顔がさっきの何倍もイテー!!」 「魂のダメージと肉体のダメージが一つになったからな。」 こんな感じで、和也と天使の同棲生活が始まった
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