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「ったく…何だったんだよ」
もう遅刻が確定している和也は、ダラダラと学校への道を歩いている
美少女天使はとゆうと
和也が着替えを終えるといつの間にか消えていた
夢だったのか?
と、和也は思ったが
顔の痛みと、鼻に詰められたティッシュが、現実だったと知らしめた
「いきなり現れて…死の宣告されて…いきなり消えるとか…マジ意味わかんねー」
ブツブツ独り言の和也
「ママ~、あのお兄ちゃんなんか言ってるよ?」
小さな子供に指を指される和也
「見ちゃダメ!」
子供の目を伏せるイケイケギャルな若ママ
「でも可愛いかったな~…また現れてくれないかな~」
周りのことなどお構いなしに独り言を続ける和也
「ママ~、見えないよ~」
と、小さな子供
「見なくてもいいの!」
と、若ママ
「大体…行動を共にしなければならないとか言っといて…いなくなってんじゃん!裸見られ損じゃん!」
別に損はしていない和也
ガンッ!!
「イッテー!?」
下を向いていたため電柱にぶつかる和也
「今の音なに~?」
と、小さな子供
「ぷっ…な、何でもないわ」
と、半笑いの若ママ
朝からろくなことがない和也だった
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