prologue

2/3
前へ
/142ページ
次へ
彼の綺麗な顔が近付く。 優しく微笑む瞳に映るのは、私ただ一人。 伏せられていく睫毛の先に太陽の光がこぼれて、その眩しさに胸が高鳴る。 微かな吐息に甘く痺れて。 綺麗な指先に誘われて。 息をつく間もなく塞がれた口唇。 暑い夏の日の放課後。 あの瞬間 私は恋に堕ちた。 .
/142ページ

最初のコメントを投稿しよう!

448人が本棚に入れています
本棚に追加