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「やっぱり、人のいる場所は次にします。ドラゴンさん俺をドラグーンの里に連れていってくれませんか?……御願いします」
ドラゴンの目を見て真剣にお願いをする。隠れ里と聞いていたのでしっかりと頭も下げた。
綺麗な腰の角度してると思うな。
「そう固くならなくても良いぞ。頭をあげろ」
「ありがとうございます」
「敬語もとれ」
肩の荷が1つ取れたような気がしてふっと緊張が緩んだ。
「ありがとう」
そのお陰なのか自然な動作でお礼を言うことが出来た。
「良い笑顔だ」
こんなに大きなドラゴンを目の前にしてるのに俺はこんなにも笑っている。地球で生きていた頃はそんなに笑っていられなかったはず、だから好奇心だろうが何だろうが今は笑おう。
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