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「おい、雷斗」
「何?、翔」
翔とは小学校からの付き合いだ
「今日はどっか遊びに行かねぇ」
「ごめん。パス」
「何でだよ。やっとテスト終わったのによ」
「ちょっと用事があって…」
「わかった。じゃあな」
それから僕は急いで家に帰った
理由はただ一つ
「あ~ 間に合った」
僕はそうしてテレビをつける
そう、僕の用事はさやかが出ているテレビを見ることだ
さやかとは僕の支え
会ったことも、話したこともない
おまけにさやかを好きな人は世界に数えきれない程いる
でも、僕は他の人には興味がない
だって、初めて好きになったから
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