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当時、まだ中学生だった僕。
悠太は僕の幼馴染みで、お兄ちゃんみたいな存在だった。
でも、お兄ちゃんにするには、あまりにも遠い存在。
悠太は、歌うことが好きで、HUCKというバンドのボーカルとして活躍していた。
僕は、悠太の歌が好きだった。
悠太も、そんな僕を可愛がってくれていた。
ずっと、悠太と幼馴染みであることを僕は誇りに思っていた。
でも、自慢に出来ることがひとつもなかった僕は、少しでも悠太に近づきたくて、自分を変えようと必死だった。
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